野球専門ケア


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野球専門ケア

スポーツにはその種目によって、独特の動きがあります。

例えば野球の「投げる」という動作は、バレーのスパイクやテニスのスマッシュなどと同じような動きをしているように見えますが、やはりそれとは違います。さらにいうと、投手が「投げる」のと野手が「投げる」のとでも、身体の使い方は変わってきます。

身体の使い方が変われば、当然痛めやすい箇所も違ってきますし、根本的な原因となる部位も少しずつ変わってきます。

これまで選手として、監督として、またスポーツ記者として、さまざまな角度から野球に携わり続けてきたからこそ見える微妙な違いにアプローチしていくのが、はり悟空の施術です。

「全力投球」「フルスイング」「全力疾走」―。
100%の全力プレーができるよう、はり悟空がお手伝いいたします!

主な野球障害

野球肩

投球時、スローイング時に起こる肩の痛みです。

痛みの出るタイミング

痛みが出るタイミングとしては、大きく分けると
①テークバックからトップに入るとき
②トップから投げ下ろそうとするとき
③リリースからフォロースルーに入るとき

に分けられます。


インピンジメント症候群

◆①の場合の多くは、肩の真上付近に痛みが出ます。これは「インピンジメント症候群」と呼ばれるもので、腕を振り上げるための筋肉(棘上筋)が、いわゆる肩関節(肩鎖関節)に挟まれてしまうことで、痛みを発症します。

【原因】一番多く考えられるのは投げ過ぎによるもので、筋肉や関節に負担がかかり過ぎた結果、肩に炎症が起こってインピンジメント(衝突、挟み込み)を発症します。
また、筋肉が疲労することで動きが悪くなり、腕(上腕骨)と肩(肩甲骨)の動きのバランスが崩れてしまったり、ローテーターカフ(回旋筋腱版)と呼ばれるインナーマッスルの筋力低下によっても、インピンジメントが起こりやすくなります。


上腕二頭筋長頭腱炎

◆②の場合肩の前方に痛みが出ます。肘が下がった状態で投球を続けていると発症しやすく、「上腕二頭筋長頭腱炎」と考えられます。上腕二頭筋とは力こぶの筋肉のことで、肩関節に向かって長頭と短頭の2方向に分かれていきます。その外側を走行する長頭腱が、上腕骨の結節間溝と呼ばれる部分でこすれて炎症を起こすものです。

【原因】投球フォームの崩れにより、起こることが多い症状です。肘が下がった状態で投げようとすると、肩を押し出すようなフォームになってしまいます。そうすると長頭腱と結節間溝の摩擦が大きくなり、炎症を起こしてしまいます。投手ではイニングを重ねるごとに肩が疲労し、肘が上がらなくなり、痛めてしまうことが考えられます。また、小さいモーションで投げることが多い捕手や遊撃手、二塁手などにも多く見られます。


棘下筋・小円筋鍵盤損傷

◆③の場合肩の後方に痛みを発症します。リリースからフォロースルーに入るときには、肩が抜けないようにブレーキをかけることが必要になりますが、腕の振りに耐えられないと肩甲骨の後面にある棘下筋や小円筋を痛めることになります。

【原因】腕の振りがいい投手によく見られます。ある意味、いいフォームともいえますが、その腕の振りに耐えることができない弱い筋肉ということです。チューブなどを使ったトレーニングで鍛えていくことはもちろん、その周辺の筋肉も同時に鍛えていく必要があります。


★リトルリーグショルダー…少年期に発生する特有の障害で、上腕骨肩側の骨端部の軟骨成分が投球、スローイング時に引き伸ばされて損傷し痛みが出るものです。

★ルーズショルダー…肩関節が緩すぎて、不安定になっている状態。インナーマッスル(回旋筋腱版=棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の機能が低下しているケースがほとんどで、脱臼や亜脱臼をしやすくなってしまいます。

★SLAP損傷…肩甲骨と上腕骨の接合部にある関節唇の上部が損傷してしまうもので、振りかぶってからリリースまでの間、肩の前方に強い痛みを発症します。

★ベネット病変…投げ過ぎなどによる肩の疲労が蓄積すると、肩関節の下部に骨棘と呼ばれる骨の突起が形成されることがあります。これにより振りかぶった時に違和感があったり、フォロースルー時に痛みが出るものです。

★腋窩神経障害(麻痺)、肩甲上神経障害(麻痺)…肩を上げるための筋肉である三角筋、棘上筋、棘下筋が委縮してしまい、腕の知覚異常や挙上できなくなるものです。

※リトルリーグショルダー、ルーズショルダー、SLAP損傷、ベネット病変、腋窩・肩甲上神経障害などは、必ず整形外科などを受診し医師に診断してもらってください。

野球肘

投球時、スローイング時に起こる肘の痛みです。

そのほとんどは投げ過ぎによるもので、無理をして投げ続けるとフォームを崩し、
肩まで痛めてしまうばかりか、肘の骨や軟骨にまで影響を与え、
選手生命にかかわる事態にもなってしまいます。
また現在では、甲子園に出場した際、投手にメディカルチェックが義務付けられており、
障害の程度によっては、試合で投げられないことにもなります。

症状としては「内側型」「外側型」「後方型」があります。

◆内側型…ボールを投げる時、肘の内側には引っ張られる力が加わります。これにより骨やじん帯が損傷し、痛みが生じるものです。肘の内側の出っ張り部分(内側上顆)の軟骨が傷害されるのが「上腕骨内側上顆炎」。内側のじん帯が引っ張られ損傷したものを「内側側副じん帯損傷」といいます。大リーグのダルビッシュ投手や田中将大投手が受けたトミージョン手術は、このじん帯の再建術のことです。

◆外側型…投球時、肘の外側では圧迫する力が加わり、骨や軟骨に炎症が起こったり、軟骨がはがれて変形し、痛みを生じます。成長期の10歳前後に発症することが多く、初期には痛みが出てもすぐに治まるので、そのままにしておくケースもよく見られます。しかし、中高生ぐらいになり関節軟骨がはがれて痛みが出てきた時には、手術が必要な状態になっていることもあります(離断性骨軟骨炎)。初期に発見できれば投球を禁止することで治るものなので、早期治療が大切になります。

◆後方型…肘が伸び切った状態でボールをリリースする際、肘の後面にある肘頭と上腕骨が激しくぶつかることで炎症を起こします(肘頭骨端炎)。さらに負担がかかり続けると疲労骨折したり、骨や軟骨が欠けたり、削れてしまうこともあります(肘頭骨端線離開)。また骨と骨がこすれ続けることで、骨の突起(骨棘)が形成され、可動域が制限されることもあります。

★関節内遊離体(関節ネズミ)…離断性軟骨炎、肘頭骨棘骨折などで生じた骨や軟骨のかけらが、関節に挟まることで痛みが出たり、可動域制限が生じるものです。関節ネズミを取り除くには、関節鏡を使った手術が必要になります。

★胸郭出口症候群…投球を繰り返すことにより、肩や背中の筋肉が硬くなり、神経や血管が圧迫されることによって、肩や腕、肘などに痛み、しびれを生じるものです。硬くなった筋肉をしっかりとほぐしたり、ストレッチなどで改善させていきます。

●腰痛

野球には「投げる」「打つ」「守る」「走る」という4つの動作が求められますが、このいずれの動作も腰に大きな負担を掛けてしまいます。

「投げる」「打つ」動作の中心は、体の回旋運動です。スムーズに体を回旋させるためには、多くの筋肉や関節をうまく連動させなければいけません。その際、重要になってくるのが肩甲骨股関節です。この動きが悪いと、腰に大きな負担を掛けることになります。
「投げる」のも「打つ」のも、基本的には同じ方向に体をひねります。練習ではそれを何度も何度も繰り返すことになります。
つまり、同じ筋肉を同じ方向に使い続けるということです。動きが一方向に限定されるということは、伸びる筋肉は伸ばされ続け、縮む筋肉は縮み続けるということになります。 肩甲骨や股関節にはたくさんの筋肉が付着しています。その筋肉が疲労などで硬くなってしまうと、動きのバランスが崩れてしまい、腰を痛める原因となるのです。


また、「守る」「走る」という動作は、次の動作に移りやすくするため中腰姿勢を取ります。この姿勢を保持しているだけでも、腰や背中には大きな負担が掛かります。
さらに中腰から動き始めるには、股関節をうまく使う必要があります。スムーズに動かすことができなければ、腰に負担が掛かります。
また、深層腹筋をうまく使えていないと、腰が安定せず負担を掛けることになります。

●背部挫傷

腰痛同様、体の回旋運動がスムーズに行われなければ、背部の筋肉を傷めるケースも多くあります。ウオーミングアップクールダウンの不足疲労の蓄積、またオーバースイング無理な体勢からの送球などでも痛めやすい箇所です。

●突き指

ゴロ捕球の際、打球がイレギュラーして利き腕の指を負傷するケースなど、特に内野手に多く見られます。指は構造上、縦からの衝撃に弱く、ちょっとした力が加わるだけでも関節やじん帯を痛めてしまいます。また指が手のひら方向に強く押し込まれることによって、骨がずれることもあります。この状態で放っておくと、指が曲がりにくくなるなど機能が回復しないこともあるので、処置を怠らないことが重要です。

●打撲

デッドボールや打球が体に当たってしまうと、患部の毛細血管が破れ内出血を起こします。またクロスプレーなどで選手同士が交錯した際にも起こりやすい症状です。患部が頭部や腹部のケースは、脳内出血や内臓破裂の危険もあるので、特に気を付けなければいけません。

治療

●鍼灸


はり悟空の鍼灸治療は、基本的に直接患部に鍼を刺したり、灸をすることはありません。
例えば、腰痛の場合は腕のツボを使ったり、肩痛の場合は足首のツボなどを使って痛みを取っていきます。
痛みがあるところに鍼や灸をされることに不安のある方も、安心して治療を受けていただけます。
また、鍼は使い捨てのものを使用していますので、感染の心配もありません。

●手技


丁寧なカウンセリングと的確な検査で、痛みの原因となっている筋肉や関節などを特定し施術していきます。
ねんざや打撲による痛みは、患部そのものに原因がありますが、疲労やフォームの崩れによって起こる痛みの場合は、他の場所に原因があるケースがよくあります。
カイロプラクティックや整体、操体法、頭蓋矯正など、最適な手技で痛みを軽減していきます。

●テーピング


痛めた個所の応急処置というだけではなく、その痛みを軽減させる施術としての効果再発予防、鍼灸や手技で行った施術の効果を持続させる目的でもテーピングを施します。
さらには解剖学、運動学に基づき、フォーム矯正パフォーマンスをアップさせるためのテーピングも行っています。

トレーニング指導

はり悟空では、これまでサンフランシスコ・ジャイアンツや広島カープでトレーナーを務めてきた橋本恒氏が提唱する「赤ちゃんトレーニング」を推奨しています。

人間が生まれながらにして持っている「姿勢反射」を野球のパフォーマンスに結び付けるというもので、2014年11月~15年9月にかけて「報知高校野球」にも連載(全6回)された大変シンプルで効果的なトレーニング方法です。

「姿勢反射」とは、人が姿勢を維持しようと無意識のうちにコントロールしようとする体勢のことをいいます。バランスが崩れたときに、自動的に姿勢を調整したり、安定させようとする動作のことです。



例えば、赤ちゃんが仰向けで顔を左に向けて寝ているとします。そうすると、左手と左脚が伸びやすくなり、逆に右手と右脚は曲がりやすくなります。これは「原始反射」と呼ばれ、生後4~8週間で顕著に現れ、大脳の発達とともに4か月程度で消滅するとされています。

でもこの姿勢、どこかで見たことある気がしませんか?


そう、まさに投球動作そのものです。


あなたは「肘を上げろ」とか「腕を振り下ろすときには、内側にひねれ」といった指導をされた経験はありませんか?


このように指導されて行う動作は、大脳を使った作業になります。大脳を介して考えながら行う運動は、投球動作のような複雑で速い動きに適していないというより、私は無理だと考えています。
「赤ちゃんトレーニング」は、誰もが生まれながらに備わっている「原始反射」を呼び起こしてフォーム矯正していくものです。つまり「肘を高く上げよう」と意識しなくても、勝手に高く上がる体をつくっていくということです。

投球動作だけではなく、打撃、守備の動作もすべて、姿勢反射を使えば自然と理想のフォームへとなっていきます。良いフォームになるということは、それだけ故障のリスクも下がるということです。


特別な器具が必要なく、セラバンド1キロの鉄アレイバランスボールなどがあればできてしまうシンプルなトレーニング方法ですので、誰でも簡単に取り組むことができます。

料金

Sports maintenance

●個人メンテナンス

★お一人からでもOKです。グラウンドや体育館など、どこへでもお伺いいたします。
★しっかりと身体のケアをしたいという方にお勧めです。
痛みのある部位や可動域制限のある関節にアプローチし、問題を解決します!
★試合で最高のパフォーマンスをするためのコンディショニングも行います!

●チームメンテナンス

★チーム何人でも施術OKです!
★練習前、練習中、練習後のいずれでも、都合のいいタイミングで施術させていただきます。
★鍼灸、整体、テーピングなど、症状に合わせて施術いたします。
★一人にかかる施術時間は約15~20分程度です。

◎チームメンテナンスから1か月間は、選手のご自宅への出張施術が3,000円に!
◎さらに選手と同じ日に、
         ご家族の方が施術を希望される場合は通常6,000円が4,000円に!

無料体験治療

どんな施術なのか、ご不安もあるかと思います。
そこで初回は、無料体験治療とさせていただいております。
施術を受けられた方に、簡単なアンケートをお願いするほかは、
一切料金はいただきません。
体験治療を受けられた上で、今後、施術をご希望されるかどうか、
ご判断していただければと思います。

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※はり悟空では、施術中の患者様を最優先させていただいております。そのため施術中にかかってきた予約等の電話には、対応できない場合があることをご了承ください。
なお留守番電話、メール等にメッセージをいれていただけますと、施術終了後にこちらからご連絡させていただきますので、よろしくお願いします。

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